175 インフルエンザと生米事件

健康は尊い。

【生麦事件】:1862年8月、生麦村(横浜鶴見)で、薩摩藩の大名行列前を横切ったイギリス人が斬られ、これを引き金に薩英戦争となる。

【生米事件】:2006年2月、かーさんがインフルエンザで寝込んだ。

かーさんは、おれにインフルエンザがうつるか実験すると宣言。
やたらおれに向かって咳をする。
「ごほっ、げほっ、ぐほっ。」
おれの鼻をなめる。
「A型ウィルスだよ〜」
・・・あほ。

おれのドッグフードは、とーさんが用意した。
が、扉がきちんとしまっていなかった。
ふっ。見逃さないもんね。
おれは、頭を突っ込んだ。
残念なことに、フードは1kg袋で、口が小さくしか開いていなかった。
おれの大口は、とても入りそうもなかった。
しかし。
同じ棚に、米袋。(一緒に保管するなんてヘン?)
こっちは、口が大きく開いていた。

薬を飲みにきたかーさんが気づいたときには、米袋は、半分以上からになっていた。
「●△◆×○・・・!」(かーさんの謎の喚き声)
元気だね、かーさん。治ったの?
「ああ・・・よけいに熱が出てきた・・・」
よろよろとベッドに戻っていくかーさん。
あまり叱られなかった。
よかった。

よくなかった。
全然よくなかった。
おれは、夜中に異変に気づいた。
かーさん、起きてくれ・・・。
おれは、激しい水便になってしまったのだ。

結局、その夜、2回も起きた。
(とーさんは、熟睡していたくせに、翌朝かーさんの咳で眠れなかった、寝不足や・・・とほざいて、かーさんから氷の視線を浴びせられていた。当然である。)
そして、日中も、ずっと下し続けた。
明るいところで見ると、それは、スープカリーにそっくりだった。
具のないスープカリー。生米入り。

もう治ったかな・・・と絶食解除すると、また、スープカリー生米入り。
「どんだけ食った!」
怒りまくるかーさん@迫力なし。
結局3日間スープカリー状態・・・。

生米を水に漬けて加熱するとご飯になる。
おれは、もちろん、ご飯は美味しくいただく。
なのに、なんで生米はダメなんだろう?
それとも、かーさんのインフルエンザウィルスのせいか?
人間も生米食べたら、こうなるのか?

おれとかーさん。仲良く病みあがりで、よろよろ中。

     

今週は写真なし。スープカリー見たかった?

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